茶器・蓋碗の使い方と歴史

当店でお取り扱いしているギフト商品、「水綾閣ギフトセット黒/白」に入っている中国茶用の茶器は、中国国内のみならず世界でも名の知れた景徳鎮の陶磁器です。このページではそんな茶器の使い方を動画にてお教え致します。水綾閣公式オンラインストアではいつでもどこでも水綾閣の商品をご購入頂けます。

 

1.蓋碗に茶葉を入れる

 蓋碗や急須に茶葉を入れましょう。この時、できれば茶碗をお湯で温めておくと、よりお茶の成分を抽出することができます。

2.蓋碗にお湯を注ぎます

お茶はそれぞれ適切な温度がございます。そのお茶に合った温度のお湯を茶葉の入った蓋碗に注いであげましょう。この時、少し高めに注ぐと茶葉が開きやすいです。

3.蓋碗のフタを閉めます

 蓋碗のフタを閉めてお茶の蒸らしましょう。そうすることでお茶の成分を十分に出すことができます。むらす時間もお茶よって適切な温度があります。

4.フタで茶水を混ぜます

 均等に茶葉から成分を抽出させるために、蓋碗のフタを使って茶水を混ぜてあげましょう。この行為は中国茶ならではなのではないでしょうか。なんとも優雅です。

5.飲杯に茶水を注ぎます

 蓋碗のフタを少し斜めにし、隙間を作ります。親指・人差し指・中指の3点で蓋碗を抑え、中にある茶水が残らない世に飲杯に注ぎきります。

 

 

●蓋碗の由来について

蓋碗は日本では馴染みが薄いですが、茶壺(ちゃふう)と並ぶ伝統的な茶具として広く使用されています。上海周辺では一人飲みの杯として、福建省など南方では急須の代わりとして使用されております。いずれも茶葉を直接入れますが、この淹れ方は粉末茶に注ぐ点茶法に由来します。現在の抹茶はそれに由来していると言われているそうです。

●蓋碗の歴史について

唐代(780年ごろ)に茶托にあたるものができ始め、それが蓋碗へと発展したとされています。しかし、盛んとなったのは清代(1636~1912年)の宮廷・貴族の間で好んで使われるようになってからであり、その後一般の庶民へと広まったため、中国の喫茶史の中では比較的歴史は浅いとされています。

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